昨日までの報恩講のご法座、久しぶりの2日間4座のご法座に、少々段取りを戸惑ってしまいましたが、多くの方にお参りいただき、とても嬉しく思いました。
「報恩講(ほうおんこう)」、浄土真宗を開かれた親鸞聖人のご命日に合わせ、そのご恩にお礼を申す意味でお勤めさせていただだくご縁ですが、ちゃんとそれが若い方にも伝わっていますかね・・・との問いに、今一度、教えを拠りどころとした私自身の生き方を問う時間とさせていただきました。
浄土真宗での命のありようは、私がこの現世の命を終えた後、お浄土に生まれさせていただくこと、またそれだけでなく、その後も有縁の人々を導き続ける働きとして、残された人の元へ還ってくる還相回向(げんそうえこう)の命をいただくというこです、とお伝えくださいました。だからこそ、終わりのない命と言えるのですね。死んだら終わりと生きさせていただく人生とは、自ずと変わってくるように思います。
また、慚愧(ざんぎ)と歓喜(かんぎ)のお話も、自己を深く見つめられた親鸞聖人の宗教観を、わずかながら我が身に感じさせていただきました。吉崎先生、ありがとうございました。