住職・若院の部屋

2022.12.20  年長組 仏参 煩悩はおまちがいのこころ

 2学期の終業式を前に、幼稚園の年長組さんが本堂にお参りしました。「らいはいのうた」をお勤めして、足の痛いのも少し我慢して、手を合わせてくれました。 仏さまのお話は、「除夜の鐘」についてです。幼いうちは寝てる間の出来事ですが、小学生や中学生になった時に、除夜の鐘について話を聞くかどうかわからないので、お話しました。 ご承知のように鐘の百八つは“煩悩の数”ですが、子どもたちには煩悩ではわかりません。・・・そこで「おまちがいのこころ」と言い換えることにしました。 おともだちとケンカをしたり、先生の言うことが守れなかったり、時々おまちがいをすることがあるよね。それをちゃんと「ぼくは、わたしはまちがっていたな」って気づくことが大切なので、鐘をつきながら、自分のおまちがいのこころに気づくことが大事なんだよ、と伝えました。

 子どもたちは、自分のこととしてちゃんと聞いてくれました。

 

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