10/07/2016 今日は何の日・・・
娘由芙子に、こんな写真をメールした住職。

娘からの返事は、「なんで、ケーキ?」と意味不明の様子。

「むか〜し、むかし、平成元年、10月7日、母さんは畑賀に嫁いできたのじゃった・・・」

それなりの覚悟を決めて、迎えた日だったな〜と思い起こしました。

10/03/2016 10月ですね
昨日は猛暑の中・・・幼稚園の運動会が開催されました。
少し高いところにある公園での開催なので、来場される方々を思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいいなります。。。
子どもたちの様子をみながら、自分が幼稚園の時、どんな思いだったかな〜とちょっと考えました。あまり、はっきりとは覚えてはいませんが、母と一緒に踊ったフォークダンス・・・だったか、子どもから見ると大きなお母さんと手をつないで、一緒にステップを踏んだような記憶だけがよみがえります。きっとそれが何だか嬉しかったのでしょうね。
今ではその母も、小さく小さくなりました。なかなか、言葉にはできませんが、ありがとう!って思います。

09/17/2016 可愛い、嬉しいお客さま
カープ、嬉しい気持ちをたくさんの人に運んでくれましたね。クライマックス、日本シリーズとまだまだ楽しませてもらえそうです。
先日小学4年生の子ども達が、畑賀の歴史を調べる勉強で品秀寺を訪ねてくれました。
本堂が200年程前に建てられた事や、山ももの木、石燈籠の事など、驚いたり感動しながら話を聞いてくれました。
中庭の願船の話になり、「仏様の願の船に乗ってお浄土に生まれさせてもらうんよ。」と話すと「お浄土って?」「お浄土はね、けんかしたり、悲しかったり、腹が立ったりしない、みんな優しい気持ちでず〜っといれるところなんよ。」というと、「え〜いいな〜。私もお浄土へ生まれたいな・・・」と。
その後、「こんな仏様の話を聞くために、200年前の人が、大変な思いをして本堂を建ててくれちゃったんじゃね。」「200年前からず〜っとつながっとるって事じゃね。すご〜い!」と一人の子が言ってくれました。こちらまで、嬉しく、わくわくする時間でした。

09/06/2016 無量のいのちと成る
先週、長い間お寺のお世話をいただいた方がお浄土へお帰りになりました。
いつも「ありがとうございます」とお礼を言うと、「お寺のことぉするんはあたりまえのことじゃけ〜、お礼やなんか言わんでもええよ。」とおっしゃってくださっていました。
また「わしゃ、住職みとうにええ人間じゃないけぇ、なんまんだぶが言えんのんよ。似合わんよ。」と話してくださったこともありました。その思いだけで・・・阿弥陀さまはその心をこそ、救いの目当てとなさっているのですから・・・と心の中で思いました。
「念仏申さんと思いたつ心のおこる時、すなわち摂取不捨の利益にあづけしめたもうなり(念仏申そうと思いがおきるとき、そのただ今、阿弥陀仏の必ず救う、決して捨てることはないという、お心、光明におさめ取られるのです)」と歎異抄にあります。
亡くなられた命も、こうして多くをお伝えくださいます。それを無量寿仏、無量光仏・・・いのちと、光に限りのない仏と成られたというのだと思います。そして私も、その仏さまに成らせていただきます。

09/01/2016 真宗保育研修会
先週の土曜日、瀬野川真宗保育研修会が、中野の随泉寺さんで開催されました。瀬野川地区にある4つのお寺の幼稚園、保育園の先生たちの研修会です。
今の公教育にはない、宗教教育。人間の枠を超えたものに出遭い、それを敬い、手を合わせる心が育まれると、人間の力ではどうにもならない、悲しみ、苦しみを超えていく力をいただけるとお話し下さいました。
また、仏教はみんな同じと教えます。先生も子ども達も、上や下はないんです。みんな同じ!とっても素敵な言葉ですね。あらためて、大きなものに抱かれている人間の小ささを感じました。

08/22/2016 娘の誕生日
8月15日は、終戦記念日でもあるのですが、娘 由芙子の誕生日。
芙蓉の花もいつも忘れず咲いてくれます。
大谷本廟も、お盆は忙しいようです。こちらも夏の行事真最中のため、この芙蓉の写真を添付して、おめでとう!のメールだけを送りました。
26回目の誕生日。もう26回・・・いやまだたったの26回・・・もしお嫁にでもいけば、あと何回・・・?いやいや、ずっとだったらどうしよう・・・いろんな思いが交錯する、離れたところにいる娘の誕生日でした。

08/11/2016 2016キャンドルナイト
お盆のご法座、本堂の阿弥陀さまの前で、多くの方と時を共有しました。
夜席でのキャンドルナイト。今でも太鼓を続けてくれている、高校生になったYちゃんが、キャンドルで描く‘折り鶴’のモチーフを小さな紙切れに書いて来てくれました。それを境内に下書きし、中学生以上の子ども達が汗だくになってキャンドルを並べてくれました。
そして、ペットボトルを持って来てくれた土曜学校の子ども達、お父さん、お母さんも一緒に阿弥陀さまの前でお話を聞きました。仏さまの前が、たくさんの人の安らぎの場所であること、子ども達の心は感じとってくれたことと思います。
優しい、優しい灯火で、境内がいっぱいになりました。

08/04/2016 盆会法座
8月8日・9日の盆会法座を前に、ヴィサーヤの皆さんが、仏具のおみがきをして下さいました。住職も不在でしたので、きれいになった仏具をもとの位置へ!何年も・・・いえおそらく200年程前から、多くの方々が磨き続けて来てくださった仏具!そう思うと感慨深いものがあります。
その後は、8月8日、盆会法座夜席の万灯会(キャンドルナイト)でのお勤めの練習でした。
若院が夏休みで帰省しており、音楽法要の導師のお役目を経験させていただくこととなりました。ヴィサーヤが発足したころは、まだよちよちの赤ちゃんで、練習中の本堂をごそごそ動き回っていた記憶がよみがえります。今回も、ヴィサーヤの皆さんに助けられて初めての経験をさせていただきます。
有難いことです。
お盆のご法座のご縁、どうぞ皆様お参りくださいませ。

07/25/2016 嬉しい話
あれよあれよと日にちが過ぎていきます。いよいよ夏も本番!暑さも厳しさを増してきました。
土曜学校で太鼓もずっと続けてくれた女の子が、現在大学生になり、ある施設へ実習に行った時のことを話してくれました。なかなか、その施設の子どもと打ち解けられず、悩む日々が続いたそうです。ある日、子ども達が和太鼓に取り組んでいるところを見学に行った時、一緒に打てる太鼓の曲があり、それをきっかけに、その子ともどんどん距離が近づけたとのこと。
実習が終わる時に、その子どもから、太鼓を通じて心を開くことができたと、いじわるしてごめんなさい・・・という内容のお手紙をもらって、本当に嬉しくて涙が出たんですと、教えてくれました。
私もそれを聞いて、こんなこともあるんだな〜って、驚きと喜びの気持ちでいっぱいになりました。因があり、縁があり、果としてこんな喜びをいただきました。

07/14/2016 悪人正機
夏季法座で、山下先生が‘悪人正機’のお話をして下さいました。
悪人とは、罪を犯した者のことではなく、自らの悪に気づいた者の事ですと。
その‘悪人’こそが、仏さまのすくいの目あてなのです。浄土真宗の救いは、沈むしかない石が、仏さまの救いの船に乗せられ、浄土へ向かう石となるのだとお話し下さいました。
沈むしかない石と気づいた時、その船に乗せられている石は、初めてこの上ない喜びと安心をいただくことができるのです。自分が沈むしかない自性と気づくことは、本当に難しい事ですが、それだけに、気づいた時の喜びは、表しようのない大きな大きな喜びなのです。

TBOARD 006 Version 0.12
- TOSHISRUS -